円形脱毛症｜局所用の部分かつら・増毛

軽度の円形脱毛症や部分的な脱毛症の対応では、基本的には脱毛部分の大きさに応じた局所用の部分かつらを使用します。

それ以外に付け毛又は部分増毛を実施して脱毛部を隠す方法あります。

局所用の部分かつらとは、脱毛部の大きさと同等タイプのものや１０円玉ぐらいの大きさの部分かつらになります。

脱毛部の大きさに合せたかつらの場合は、直接頭皮・頭髪に取り付けてヘアスタイルの一部として使用します。

脱毛部と同じ形という点で、高い自然感を得ることができ触った感じでの違和感がありません。

しかし、サイズが小さいことで、かつらの取付位置合わせなどが比較的難しくなります。
同等サイズの場合、脱毛部の進行によりかつらが合わなくなるという欠点があります。

また、装着方法に注意しないと自毛再生の妨げになる恐れがあります。

局所タイプの部分かつらを使用する場合は、あくまで一時しのぎと考えて、適切な使用方法を実施して今後の対応を考える必要があります。

付け毛・部分増毛を実施する場合

付け毛や部分増毛は、脱毛部に一切負担をかけずに毛量を増やして脱毛部をカバーします。

ロングヘアを楽しみたい時などに実施するエクステンションと類似しています。

見た目での違和感がなく、脱毛状態に合わせて実施することができる半面、耳上・襟足など分け目の内側に位置する脱毛部に有効的とされています。

軽度の円形脱毛症の場合は、分け目を変えたり毛流れを変えることで脱毛部を簡単にカバーすることができます。

基本的には局所的な円形脱毛症の場合、しばらく様子を見てみることが良いかと思います。
ヘアアレンジをしても脱毛部を隠せないような場合は、局所用のかつらを検討してください。

尚、局所用の部分かつらを使用する際は、液状の接着剤・強度の強い接着剤は基本的に使用しないほうが好ましいです。

また、脱毛部をマジックで塗ったり、粉末を使用する行為は頭皮に悪影響を及ぼす可能性がありますので、万が一使用する際は取扱いにご注意ください。

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